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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻11号

1995年11月発行

文献概要

知っておきたい産科婦人科の疾患と知識・3

貧血と子宮筋腫

著者: 松敬文1 田中雄一郎1 宮川勇生1

所属機関: 1大分医科大学産科婦人学教室

ページ範囲:P.2321 - P.2323

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 子宮筋腫は性成熟期女性の20〜25%に認められる良性腫瘍であり,婦人科疾患の中では最もよく遭遇する疾患である.患者は過多月経およびそれによる貧血症状,腰痛,下腹部膨満感,便秘などの症状を訴えて受診するが,無症状のものも多い.また内科医から,強い貧血があるために子宮筋腫についての精査を依頼されることもある.子宮筋腫は良性腫瘍であるが,まれに子宮平滑筋肉腫や他の悪性腫瘍との鑑別が困難な症例もみられる.
 本稿では,当科で最近経験した重症貧血を伴った子宮筋腫の症例を提示し,その診断および対応のポイントを述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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