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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 循環器疾患

期外収縮

著者: 飯沼宏之1

所属機関: 1心臓血管研究所内科

ページ範囲:P.10 - P.14

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疾患概念と病態
 期外収縮は早期収縮(premature contraction)とも呼ばれるように,予期されるタイミングより早めに生じた心収縮の総称であり,その生じる部位によって心室性(VPC),上室性(SVPC)に2分される.両者ともその発生機序はリエントリー,自動能亢進(正常・異常),後脱分極(早期・後期)のいずれかであるが,昔から臨床不整脈上,発生頻度の最高位を占めてきた(VPCとSVPCのいずれが多いかは報告によってまちまちである).さらに最近はホルター心電図の普及につれ観測時間が増すとともに,期外収縮を生じやすい高齢者の人口が相対的に増えていることもあって,その発生率は100%近いとされている.したがって,その治療をどうするかは臨床上大問題である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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