文献詳細
文献概要
増刊号 Common Disease 200の治療戦略 循環器疾患
心房粗・細動
著者: 井上博1
所属機関: 1富山医科薬科大学医学部第2内科
ページ範囲:P.24 - P.25
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心房細動は心房の興奮が高頻度かつ不規則になった状態で,心房の補助ポンプとしての有効な収縮が消失している.心房粗動は心房の興奮が300/分前後の規則的なもので,心房の補助ポンプの機能は低下している.その結果,心房粗動・細動では臨床上4つの事柄が問題となる(表1).したがって,治療の戦略は表1に掲げられた事項を目標に立てることになる.
心房細動は心房の興奮が高頻度かつ不規則になった状態で,心房の補助ポンプとしての有効な収縮が消失している.心房粗動は心房の興奮が300/分前後の規則的なもので,心房の補助ポンプの機能は低下している.その結果,心房粗動・細動では臨床上4つの事柄が問題となる(表1).したがって,治療の戦略は表1に掲げられた事項を目標に立てることになる.
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