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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 循環器疾患

安定狭心症

著者: 山口徹1 杉山祐公1

所属機関: 1東邦大学医学部第3内科(大橋病院)

ページ範囲:P.33 - P.37

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疾患概念と病態
 狭心症とは,心筋の一過性虚血により特有の胸部症状(狭心痛)を呈する疾患である.狭心症の発生要因としては,冠動脈硬化による器質的狭窄と,冠攣縮による機能的狭窄が挙げられる.
 一般的に,労作狭心症は冠動脈の器質的狭窄を背景に発生し,安静狭心症は冠攣縮を背景に発生する.また,安定狭心症は発作の頻度・強度・持続時間・発生状況などが一定しているのに対し,不安定狭心症は発作様式が一定でなく,急性心筋梗塞への移行も多いため,治療面や予後の面からも分けて考える必要がある.本稿では,安定狭心症の治療戦略に関して述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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