文献詳細
文献概要
増刊号 Common Disease 200の治療戦略 循環器疾患
安定狭心症
著者: 山口徹1 杉山祐公1
所属機関: 1東邦大学医学部第3内科(大橋病院)
ページ範囲:P.33 - P.37
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狭心症とは,心筋の一過性虚血により特有の胸部症状(狭心痛)を呈する疾患である.狭心症の発生要因としては,冠動脈硬化による器質的狭窄と,冠攣縮による機能的狭窄が挙げられる.
一般的に,労作狭心症は冠動脈の器質的狭窄を背景に発生し,安静狭心症は冠攣縮を背景に発生する.また,安定狭心症は発作の頻度・強度・持続時間・発生状況などが一定しているのに対し,不安定狭心症は発作様式が一定でなく,急性心筋梗塞への移行も多いため,治療面や予後の面からも分けて考える必要がある.本稿では,安定狭心症の治療戦略に関して述べる.
狭心症とは,心筋の一過性虚血により特有の胸部症状(狭心痛)を呈する疾患である.狭心症の発生要因としては,冠動脈硬化による器質的狭窄と,冠攣縮による機能的狭窄が挙げられる.
一般的に,労作狭心症は冠動脈の器質的狭窄を背景に発生し,安静狭心症は冠攣縮を背景に発生する.また,安定狭心症は発作の頻度・強度・持続時間・発生状況などが一定しているのに対し,不安定狭心症は発作様式が一定でなく,急性心筋梗塞への移行も多いため,治療面や予後の面からも分けて考える必要がある.本稿では,安定狭心症の治療戦略に関して述べる.
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