icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

増刊号 Common Disease 200の治療戦略

循環器疾患

不安定狭心症

著者: 土井修1 光藤和明1

所属機関: 1倉敷中央病院循環器内科

ページ範囲:P.39 - P.41

文献概要

 疾患概念と病態
 不安定狭心症(UAP)は,①1~2ヵ月以内の新規発症で軽労作で誘発される,②安定狭心症の増悪(頻度の増加,より軽労作で誘発される),③安静時にも発作がある(血管攣縮性狭心症は除く),という3条件の一つ以上有するもので,急性心筋梗塞(AMI)に移行する可能性が高く,適切な治療が望まれる.
 UAPに含まれる範囲は広く,病態は複雑であるが,基本的には既存のアテロームに何らかの傷害が生じ,①血小板凝集による血小板血栓の形成,②フィブリン血栓の形成,③冠動脈スパスム,などが種々の程度に関与して発症するものと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら