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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

増刊号 Common Disease 200の治療戦略

消化器疾患

急性胃粘膜病変

著者: 柳川健1

所属機関: 1湘南鎌倉総合病院内科

ページ範囲:P.111 - P.113

文献概要

疾患概念と病態
 急性胃粘膜病変(acute gastric mucosal lesion:AGML)は,突発する消化管出血や腹痛などをもって急激に発症する胃病変と一般的に理解されている.この疾患概念は1968年にKatzらが提唱1)し,内視鏡検査によって,①びらん性胃炎,②出血性胃炎,③急性胃潰瘍が確認されるものである.病変が必ずしも粘膜にとどまらないことも多いため,急性胃病変(acute gastric lesion:AGL)と呼ぶこともある.
 急性胃粘膜病変の原因の主なものを表1に示す.特に近年,Helicobacter prloriの関与や,内視鏡検査後に生ずるものが注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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