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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 消化器疾患

胃潰瘍

著者: 青野茂昭1 宮原透1

所属機関: 1防衛医科大学校第2内科

ページ範囲:P.120 - P.123

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 消化性潰瘍は疾風怒濤の時代に遭遇している.Helicobacter pyroliの出現により消化性潰瘍学は混乱と期待のなかで,“コペ転”的要素をふまえて一定の方向性を模索しているのが現状である.治療に限ってみると,Helicobacter pyloriの除菌の欧米における積極的なアプローチを,現時点の日本における保険制度でのもとでの治療に投影することには種々の問題がある.Helicobacter pyroliの除菌に関して,日常診療の治療法として扱うには時期尚早であり,日本消化器病学会のガイドラインなどを参照されたい.
 本稿では現状におけるconservativeな胃潰瘍の診療面に言及したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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