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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

増刊号 Common Disease 200の治療戦略

消化器疾患

潰瘍性大腸炎

著者: 北洞哲治1 大原信1 田代博一1 林篤1

所属機関: 1国立大蔵病院消化器科

ページ範囲:P.136 - P.140

文献概要

疾患概念と病態
 潰瘍性大腸炎は腹痛,発熱,粘血便を主症状とする原因不明の特発性炎症性腸疾患であり,大腸粘膜が直腸よりびまん性,連続性に侵され,その病態に免疫学的機序の関与が考えられている.患者血清中に高率に自己抗体が出現すること,全身的な合併症が高率に合併することより,炎症は大腸を病変の主座とするが,その背景にはTリンパ球細胞成熟過程障害に基づく全身性の自己免疫異常が存在すると考えられている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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