文献詳細
増刊号 Common Disease 200の治療戦略
消化器疾患
文献概要
Crohnらが,腸結核が猖獗を極めていた時代の1932年に報告して以来,クローン病が若年者の新たなる慢性疾患として注目されるようになった.本邦では1976年以降,患者数は年15%という驚異的増加率を示し,1994年度末には11,337人にも達している.クローン病は難治性疾患であるが,その生命予後が比較的良いことや,患者数の驚異的増加率に鑑みて,長期間にわたる医学的管理の体制確立は急務である.
さらには,その疾患の特性から,本疾患は常に内科系,外科系の双方の関わりと全人的アプローチが必要とされ,臨床家にとって各人の臨床能力を試される疾患ともいえる.
さらには,その疾患の特性から,本疾患は常に内科系,外科系の双方の関わりと全人的アプローチが必要とされ,臨床家にとって各人の臨床能力を試される疾患ともいえる.
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