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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

増刊号 Common Disease 200の治療戦略

消化器疾患

過敏性腸症候群

著者: 高橋裕1 上野文昭1

所属機関: 1東海大学大磯病院内科

ページ範囲:P.155 - P.157

文献概要

疾患概念と病態
 過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:IBS)は消化管の機能性疾患としてとらえられる.腹痛と便通異常の患者に,原因となる器質的疾患がない場合に用いられる疾患である.その様々な診断基準は,病歴を重視し臨床的になされている.IBSの病態生理は,自律神経失調による副交感神経緊張状態および腸管局所の壁在神経叢の過剰反応が合わさった全消化管の運動・分泌機能亢進状態と理解されている.病型は便通状態により,下痢型,便秘型,交替型に分類される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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