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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 消化器疾患

大腸憩室症

著者: 桜井幸弘1

所属機関: 1関東逓信病院消化器内科

ページ範囲:P.159 - P.160

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疾患概念と病態
 大腸憩室症は高齢者になるほど増加するため,今後大きな臨床的問題となる疾患である.周知のごとく,その発生はほとんどが大腸内圧の増加による仮性憩室であり,憩室症自体では治療の対象とならないが,その合併症が問題となる.本邦では右側結腸に頻度が多いが,近年,左側結腸憩室の増加によりその差は縮小してきている.合併症は左右憩室で頻度に差があるとされているが,穿孔,炎症,出血であり,素早い診断と治療方針の決定が必要である.穿孔,炎症の症状である腹痛と出血に分けて戦略をたてる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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