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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 神経・筋疾患

脳出血

著者: 塩田純一1

所属機関: 1汐田総合病院脳血管障害センター神経内科

ページ範囲:P.243 - P.245

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疾患概念と病態
 脳出血は脳実質内の血管が破綻し,神経の脱落症状や脳圧亢進による様々な症状が出現する.これは一方で何らかの原因による血管の脆弱性が存在することに加えて,血圧の上昇や時には外的要因などが加わって出血を誘発することが多い,外傷を除く脳出血の80%は高血圧に起因し,その他の原因としてAVM(動静脈奇形),もやもや病,動脈瘤などの血管の奇形,アミロイドアンギオパチー,脳腫瘍,血液の凝固異常などがある.
 脳出血はわが国では脳卒中の17%を占め,重症例が多く,病初期に内科的・外科的治療法の選択をせまられることから,確実な早期診断が要求される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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