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文献概要
増刊号 Common Disease 200の治療戦略 血液・造血臓器疾患
再生不良性貧血
著者: 中熊秀喜1 堀川健太郎1
所属機関: 1熊本大学医学部第2内科
ページ範囲:P.336 - P.339
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再生不良性貧血は末梢血の汎血球減少症と骨髄の低形成を特徴とする難治性の造血障害で,多くは特発性であるが,薬剤(クロラムフェニコール,抗痙攣剤,金製剤など),化学物質(ベンゼンなど)や放射線などによるもの,ウイルス性肝炎や感染症(Epstein-Barrウイルス,HIV)に続発するもの,さらに体質性(Fanconi貧血,家族性再生不良性貧血など)造血障害も知られる.
発生病態として,造血幹細胞異常,造血微小環境障害,免疫異常などが想定されている.
再生不良性貧血は末梢血の汎血球減少症と骨髄の低形成を特徴とする難治性の造血障害で,多くは特発性であるが,薬剤(クロラムフェニコール,抗痙攣剤,金製剤など),化学物質(ベンゼンなど)や放射線などによるもの,ウイルス性肝炎や感染症(Epstein-Barrウイルス,HIV)に続発するもの,さらに体質性(Fanconi貧血,家族性再生不良性貧血など)造血障害も知られる.
発生病態として,造血幹細胞異常,造血微小環境障害,免疫異常などが想定されている.
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