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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

増刊号 Common Disease 200の治療戦略

血液・造血臓器疾患

顆粒球減少症(無顆粒球症)

著者: 今村展隆1

所属機関: 1広島大学原爆放射能医学研究所血液内科

ページ範囲:P.346 - P.348

文献概要

疾患概念と病態
 1.疾患概念
 顆粒球減少症(granulocytopenia)は末梢血中の顆粒球(好中球,好酸球,好塩基球)の絶対値が正常値(中央値±2SD)以下に減少した状態で,小児(10歳以下)では1.5×109/l以下,成人では1.8×109/l以下と定義されている1).顆粒球は大部分が好中球で占められており,顆粒球減少症は好中球減少症(neutropenia)とほぼ同義語として使用されている.無顆粒球症は文字上は顆粒球が全くなくなった状態を意味するが,実際は好中球が激減(0.5×109/l以下)した状態を示す1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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