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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

“ホッ”とspot

偽性心室頻拍症だ!

著者: 牛山和憲1

所属機関: 1筑波学園病院循環器科

ページ範囲:P.365 - P.365

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 QRS幅の広い頻脈性不整脈は,まず心室頻拍を考えて緊急の治療をしなければいけません.それらの中には,WPW症候群で心房細動を合併し,QRS幅の広い頻脈性不整脈,いわゆる偽性心室頻拍を示すことがあります.その偽性心室性頻拍で注意しなければならないことは,WPW症候群では,ジギタリス剤やベラバミルの使用が心房細動時のRR間隔の短縮や,さらに心室細動へ移行する恐れを生じさせるため禁忌とされ,ジソピラミドなどの1群抗不整脈薬の使用が勧められていることです.私は治療に難渋した偽性心室頻拍の症例を経験したので提示します.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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