文献詳細
文献概要
増刊号 Common Disease 200の治療戦略 代謝・栄養障害
低・高カリウム血症
著者: 冨田公夫1 野々口博史1
所属機関: 1熊本大学医学部第3内科
ページ範囲:P.383 - P.385
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高カリウム(K)血症,低K血症はいずれも血清中のKの濃度であり,絶対量を表してはいないので,体内の総K量を考えた鑑別が必要である.
高K血症は採血時の赤血球溶血による偽性高K血症が多く,100×104/mm3以上の血小板増加症や白血球増加症の場合にも細胞破壊による高K血症が起こりうる.
高カリウム(K)血症,低K血症はいずれも血清中のKの濃度であり,絶対量を表してはいないので,体内の総K量を考えた鑑別が必要である.
高K血症は採血時の赤血球溶血による偽性高K血症が多く,100×104/mm3以上の血小板増加症や白血球増加症の場合にも細胞破壊による高K血症が起こりうる.
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