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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

“ホッ”とspot

「胃けいれん」と総胆管結石

著者: 森昭裕1

所属機関: 1犬山中央病院内科

ページ範囲:P.400 - P.400

文献概要

 総胆管結石症は,腹痛,悪心,嘔吐など消化器症状を呈し,胆石の既往,悪寒・戦慄を伴う発熱,黄疸を伴えば比較的容易に診断できる疾患ですが,これらの症状に乏しい場合,診断に苦慮する場合があります.
 数年前のある日,「胃けいれん」を主訴に中年男性が一般外来を受診されました.月に一度くらいの頻度で,まるで胃がけいれんしたような激しい痛みが心窩部に出現するというのですが,痛みはいずれも半日から1日で消失し,以後は全く痛みは感じないとのことでした.今回は2〜3日前に発作が起こったとのことで,診察時は無症状でした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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