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肺気腫の治療におけるリハビリテーションと禁煙指導
著者: 北川隆夫1
所属機関: 1細木病院内科
ページ範囲:P.403 - P.403
文献購入ページに移動 肺気腫の治療は主に気道閉塞に対する治療として,近年,抗コリン剤の吸入が第一選択として用いられている.しかしながら,各種気管支拡張剤を使用しても改善の少ない例も多い.最近,そのような改善の少なつ例にリハビリテーションの併用と禁煙指導が著効した例を経験した.
症例1は63歳の男性.約8年前より息切れあり,近医にて肺気腫と診断され,禁煙を勧められ以後喫煙していないが,3年前に肺炎後よりHugh-Jonesの呼吸困難度分類(以下H-J分類と略す)IVとなり当科を受診する.抗コリン剤吸入,β2刺激剤,テオフィリン剤使用にて改善少なく,入院にて腹式呼吸(特に労作時の),口すぼめ呼吸,呼吸筋訓練などのリハビリテーション施行にて約2カ月後にはH-J分類IIIとなった.
症例1は63歳の男性.約8年前より息切れあり,近医にて肺気腫と診断され,禁煙を勧められ以後喫煙していないが,3年前に肺炎後よりHugh-Jonesの呼吸困難度分類(以下H-J分類と略す)IVとなり当科を受診する.抗コリン剤吸入,β2刺激剤,テオフィリン剤使用にて改善少なく,入院にて腹式呼吸(特に労作時の),口すぼめ呼吸,呼吸筋訓練などのリハビリテーション施行にて約2カ月後にはH-J分類IIIとなった.
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