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書評
—永田和宏・長野敬・宮坂信之・宮坂昌之編—分子生物学・免疫学キーワード辞典
著者: 柏崎禎夫1
所属機関: 1東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター
ページ範囲:P.406 - P.406
文献購入ページに移動 当然のことながら,言葉が通じなければコミュニケーションは成立しない.論文を読んでも講演を聞いても,ほんのわずかばかりの術語が理解できなかったばかりに,内容がいまひとつ納得がいかないような,あるいは何となく未消化に終わってしまったような無念さを味わった経験は,どなたにでも大なり小なりあるのではなかろうか.こういう場合に活用されるのが各種の用語辞典である.
医学関係の用語辞典もいままでに多種類のものが出版されてきた.しかし,従来の辞典で収録されている用語は,通常その概念が定着し,一般化されているものに限られていることが多い.したがって,新しい用語や概念を調べるには不向きである.しかも,一つの用語を解説するのに使われる字数に制限があるためか,解説の仕方に軽重がなされておらず,用語の由来・成り立ちはもちろんのこと,用語間の関連性や実験の原理・技法の詳細までも知ろうとするには多くの場合,無理である.
医学関係の用語辞典もいままでに多種類のものが出版されてきた.しかし,従来の辞典で収録されている用語は,通常その概念が定着し,一般化されているものに限られていることが多い.したがって,新しい用語や概念を調べるには不向きである.しかも,一つの用語を解説するのに使われる字数に制限があるためか,解説の仕方に軽重がなされておらず,用語の由来・成り立ちはもちろんのこと,用語間の関連性や実験の原理・技法の詳細までも知ろうとするには多くの場合,無理である.
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