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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 膠原病

多発動脈炎

著者: 鈴木輝彦1

所属機関: 1埼玉医科大学第2内科

ページ範囲:P.458 - P.459

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疾患概念と病態
 血管炎をきたす疾患は多数存在するが,血管を主病変とし,壊死性,肉芽腫性など多様な組織学的炎症所見を呈する一群の血管炎症候群がある.しかし,従来から存在する臨床的診断名によって,出現する臨床症状も一定の傾向が認められることから,臨床的にはそれぞれの分類基準が用いられている.
 血管径による分類としては,大動脈,幹動脈病変として高安動脈炎,Behçet病,Buerger病,太い筋性動脈炎として結節性多発動脈炎(肉眼的PN),側頭動脈炎,川崎病がある.中小筋性動脈病変はWegener肉芽腫症,アレルギー性肉芽腫性血管炎ないしはChurg-Strauss症候群,膠原病に認められる血管炎,および顕微鏡的多発動脈炎などがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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