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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 腎・尿路疾患

急性腎炎

著者: 山田明1

所属機関: 1虎の門病院腎センター内科

ページ範囲:P.468 - P.469

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疾患概念と病態
 急性腎炎は現在,一つの症候群と考えられており,「突然の肉眼的血尿,蛋白尿,高血圧,糸球体濾過量の低下,ナトリウム(Na)と水分の貯留を特徴とする症候群」というのが,急性腎炎症候群の定義である.
 表1に示すような様々な糸球体疾患がこのような症候群を呈し得るが,管内増殖性糸球体腎炎が主なる疾患である.この疾患はさらに,溶連菌感染後に発症するもの(溶連菌感染後急性糸球体腎炎:PSGN)と非溶連菌性のものに分けられるが,大多数はPSGNなので,主としてそれについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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