文献詳細
増刊号 Common Disease 200の治療戦略
腎・尿路疾患
文献概要
疾患概念と病態
慢性腎炎は,糸球体障害に起因する蛋白尿や血尿などの尿異常が長期にわたり持続し,高血圧,浮腫,腎機能障害などの臨床症状を伴う疾患群である.WHOの臨床症候分類では持続性蛋白尿・血尿症候群と慢性腎炎症候群に分類されているが,前者には潜在型の慢性腎炎が,後者には進行型の慢性腎炎が含まれる.一次性糸球体疾患としての組織型では,IgA腎症,非IgA腎症などのメサンギウム増殖性腎炎が多くを占めるが,膜性腎症,膜性増殖性糸球体腎炎,巣状糸球体硬化症なども含まれる.
慢性腎炎は,糸球体障害に起因する蛋白尿や血尿などの尿異常が長期にわたり持続し,高血圧,浮腫,腎機能障害などの臨床症状を伴う疾患群である.WHOの臨床症候分類では持続性蛋白尿・血尿症候群と慢性腎炎症候群に分類されているが,前者には潜在型の慢性腎炎が,後者には進行型の慢性腎炎が含まれる.一次性糸球体疾患としての組織型では,IgA腎症,非IgA腎症などのメサンギウム増殖性腎炎が多くを占めるが,膜性腎症,膜性増殖性糸球体腎炎,巣状糸球体硬化症なども含まれる.
掲載誌情報