icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 腎・尿路疾患

腎・尿管結石

著者: 矢後雅子1 内田俊也2

所属機関: 1東京大学医学部第4内科(分院) 2帝京大学医学部第1内科

ページ範囲:P.491 - P.493

文献購入ページに移動
疾患概念と病態
 腎・尿管結石は尿中の結晶成分が発育して結石となるもので,結石成分の溶解度と飽和度により結石のできやすさが規定され,尿路系の生理的狭窄部位と呼ばれるところ(腎盂尿管移行部,腸腰筋交叉部,尿管膀胱移行部)に発生することが多い.最近では結石のマトリックスにも注目がそそがれ,その成分はカルシウム(Ca)結合蛋白であるオステオポンチンやカルプロテクチンであることが判明した.結石形成に関するマトリックスの役割についての研究は緒についたばかりである.
 さて,尿路結石は結晶成分により蓚酸Ca/混合結石,感染結石,尿酸結石,シスチン結石の4つに分類されることが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら