文献詳細
増刊号 Common Disease 200の治療戦略
腎・尿路疾患
文献概要
疾患概念と病態
細菌が尿路に付着し,感染を成立させたもののうち,病変が下部尿路に限局したものが膀胱炎である.
患者は排尿痛,頻尿などの症状で来院し,通常発熱は伴わない.検査では膿尿(白血球>5〜10/HPF),細菌尿(>104CFU/ml)がみられる.原因が細菌であるので,治療の主体は抗生剤となるが,問題はその種類と投与期間である.また,一部に非感染性の膀胱炎(放射線,cyclophosphamide,tranilastなどの薬剤)があるが,本稿では割愛する.
細菌が尿路に付着し,感染を成立させたもののうち,病変が下部尿路に限局したものが膀胱炎である.
患者は排尿痛,頻尿などの症状で来院し,通常発熱は伴わない.検査では膿尿(白血球>5〜10/HPF),細菌尿(>104CFU/ml)がみられる.原因が細菌であるので,治療の主体は抗生剤となるが,問題はその種類と投与期間である.また,一部に非感染性の膀胱炎(放射線,cyclophosphamide,tranilastなどの薬剤)があるが,本稿では割愛する.
掲載誌情報