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文献概要
“ホッ”とspot
アルコール性肝炎と肝シンチ
著者: 山岡一昭1
所属機関: 1厚生連北信総合病院消化器内科
ページ範囲:P.501 - P.501
文献購入ページに移動患者は45歳のスナック経営の女性で,20歳頃より4〜6合/日の大酒家,話を聞くと,入院する1週間ほど前から体がだるく,食事を作るのが億劫で,ウイスキーばかり飲んでいたとのことだった.入院時,黄疸,腹水貯留が著明で発熱があり,白血球数16,200/μl(そのうち好中球84%)と重症アルコール性肝炎が疑われた.当時私は研修医で,主任教授は武内重五郎先生だった.オーベンはすぐコロイド肝シンチを撮るように命じた.
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