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文献概要
増刊号 Common Disease 200の治療戦略 感染症
A群レンサ球菌感染症
著者: 山下直哉1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部小児科
ページ範囲:P.527 - P.528
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A群溶血性レンサ球菌は多彩な急性化膿性感染症の原因であることと,時に急性感染症後にリウマチ熱・急性糸球体腎炎など非化膿性続発症を起こすことが臨床面での特徴である.
最も頻度が高く,治療の対象となる急性感染症は咽頭炎・扁桃炎・猩紅熱など上気道炎症状を主体とするもので,次いで膿痂疹・蜂窩織炎などの皮膚・軟部組織感染症である.近年は頻度は低いが,肺炎・骨髄炎・壊死性筋膜炎・心内膜炎・敗血症など重症の深部あるいは全身感染症がある.
A群溶血性レンサ球菌は多彩な急性化膿性感染症の原因であることと,時に急性感染症後にリウマチ熱・急性糸球体腎炎など非化膿性続発症を起こすことが臨床面での特徴である.
最も頻度が高く,治療の対象となる急性感染症は咽頭炎・扁桃炎・猩紅熱など上気道炎症状を主体とするもので,次いで膿痂疹・蜂窩織炎などの皮膚・軟部組織感染症である.近年は頻度は低いが,肺炎・骨髄炎・壊死性筋膜炎・心内膜炎・敗血症など重症の深部あるいは全身感染症がある.
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