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“ホッ”とspot
特異な経過をとった2例の肺癌
著者: 堀川博通1
所属機関: 1麻生内科クリニック
ページ範囲:P.569 - P.569
文献購入ページに移動第1例(66歳,男性)は定期検診で右肺上葉S2に3.0×2.5×2.0cm大の腫瘤状陰影が見つかり(1年前異常なし),入院精査の結果,肺小細胞癌の診断(T1N0M0,stage I期)となり,化学療法などが選択されたが,患者が治療を拒否し退院した.以降,無治療下で定期検査を行い,3年10ヵ月後の現在まで腫瘍は発育・増大しているが無症状で,PS0を維持している.胸部X線上,腫瘍は1年(4.5×3.8cm),1年6カ月(2.4×3.0cm),2年(3.0×3.0cm),3年(7.0×6.0cm),3年10カ月(9.0×8.0cm)と一時期縮小し,その後増大傾向をとっている.
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