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書評
—平田結喜緒監訳—レジデントのための内分泌学 フリーアクセス
著者: 井村裕夫1
所属機関: 1京都大学
ページ範囲:P.577 - P.577
文献購入ページに移動この度翻訳,出版された“レジデントのための内分泌学”は,実用性を重んじた,いかにもアメリカらしい書物である.デューク大学のW.M.バーチ準教授が著者で,東京医科歯科大学の平田結喜緒助教授らのグループが翻訳されたものである.内科を研修中のレジデントが日常の臨床で遭遇する主要な内分泌疾患が取り上げられている.頻度の多いものにページを割き,頻度の少ない疾患はやや簡単に書かれている.“インポテンス”や“多毛症”が1つの章で取り上げられているのも,いかにもアメリカらしい.“インポテンス”はアメリカの内分泌外来では,しばしば主訴となる疾患であるが,日本ではこれを主訴としてくることは少ない.
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