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文献概要
増刊号 Common Disease 200の治療戦略 運動器疾患
骨粗鬆症
著者: 林𣳾史1
所属機関: 1東京都衛生局健康推進部
ページ範囲:P.579 - P.582
文献購入ページに移動1993年の国際骨粗鬆症シンポジウムでは,骨粗鬆症は骨量の減少を示す全身性疾患で,骨微細構造の劣化を伴い,骨脆弱性と易骨折性を示す疾患であると定義づけられたが,この定義は世界で最も広く受け入れられている.
この定義をもう少し易しく言い換えれば,日常遭遇する些細な外力,例えば同一平面上での転倒や重い物を持ち上げたなどでも,四肢や胸腰椎に骨折が生じるほどまでに骨が弱くなってしまった状態といえる.
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