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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 皮膚疾患

皮膚真菌症

著者: 渡辺晋一1

所属機関: 1帝京大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.610 - P.611

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疾患概念と病態
 1.疾患概念
 一般に真菌症は,病巣が表皮など生体表面にとどまるものを表在性真菌症,病変が皮膚の真皮からリンパ節,さらに内臓諸臓器を侵すものを深在性真菌症と分類されているが,大部分の皮膚真菌症は表在性真菌症である.
 種々の真菌が皮膚表面に感染し得るが,表皮のみに限局して病変を生ずるものは白癬,黄癬,渦状癬などの皮膚糸状菌症や,皮膚・粘膜のカンジダ症,手掌黒色癬,癜風などに限られ,このうちわが国では白癬,カンジダ症,癜風が皮膚真菌症のほとんどを占める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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