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“ホッ”とspot
高齢糖尿病患者に合併したBasedow病の症例
著者: 加藤雅彦1
所属機関: 1国家公務員等共済組合連合会斗南病院内科
ページ範囲:P.611 - P.611
文献購入ページに移動症例1:65歳,男性.約30年の罹病歴の糖尿病患者.インスリンで治療していたが,夜間低血糖を起こすため当科入院となる.血糖日内変動にて朝食前111mg/dlが食後2時間で413mg/dlと極端な上昇がみられるため,甲状腺ホルモン検査をしたところT3,T4の高値とTSH低値がみられた.TRAb,シンチグラフィーの結果よりBasedow病の診断となった.3カ月で5kgの体重減少があったが,頻脈,発汗過多はなかった.入院後の脈拍は70台/分で,入院時心電図は正常洞リズムで不整脈はなかった.甲状腺腫大もなかった.家族歴は母親がBasedow病だった.
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