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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 皮膚疾患

陥入爪

著者: 田村敦志1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.614 - P.615

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疾患概念と病態
 陥入爪は爪甲側縁の彎曲した部分が側爪廓に食い込み,同部の疼痛・炎症を引き起こす疾患である.これには爪甲の横方向の彎曲が増加しているものと,爪甲自体はほぼ正常で,炎症による爪廓の腫大により相対的に爪甲が側爪廓に食い込んでいるものとがあるが,後者が多い.陥入爪は若年者の拇趾爪に多く見られ,原因としては,先端の細い靴による足趾の圧迫や不適当な爪切り(深爪)で刺状に切り残された爪甲辺縁部による皮膚損傷が主である(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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