文献詳細
文献概要
増刊号 Common Disease 200の治療戦略 口腔疾患
口内炎
著者: 井田和徳1
所属機関: 1朝日大学村上記念病院内科
ページ範囲:P.640 - P.641
文献購入ページに移動疾患概念と病態
口内炎は口腔粘膜の炎症である.全身的・局所的な種々の原因によって発症するので,診断の際には原因を明らかにするよう努めなければならない.しかし,口腔粘膜病変は疾患に特異的でないものが多く,原因の究明が難しい場合も少なくない.前癌病変,悪性腫瘍,その他にも予後不良の疾患もある.
口内炎には非感染性のものと感染性のものとがある.前者には熱い飲食物・タバコ・化学薬品などの局所的な粘膜障害によるものと,糖尿病,尿毒症,栄養不良などの全身的な要因によるものとがある.感染性口内炎は細菌,ウイルス,真菌などの感染によるが,非感染性口内炎にも感染がしばしば続発する.
口内炎は口腔粘膜の炎症である.全身的・局所的な種々の原因によって発症するので,診断の際には原因を明らかにするよう努めなければならない.しかし,口腔粘膜病変は疾患に特異的でないものが多く,原因の究明が難しい場合も少なくない.前癌病変,悪性腫瘍,その他にも予後不良の疾患もある.
口内炎には非感染性のものと感染性のものとがある.前者には熱い飲食物・タバコ・化学薬品などの局所的な粘膜障害によるものと,糖尿病,尿毒症,栄養不良などの全身的な要因によるものとがある.感染性口内炎は細菌,ウイルス,真菌などの感染によるが,非感染性口内炎にも感染がしばしば続発する.
掲載誌情報