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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻12号

1995年11月発行

文献概要

増刊号 Common Disease 200の治療戦略 口腔疾患

口内炎

著者: 井田和徳1

所属機関: 1朝日大学村上記念病院内科

ページ範囲:P.640 - P.641

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疾患概念と病態
 口内炎は口腔粘膜の炎症である.全身的・局所的な種々の原因によって発症するので,診断の際には原因を明らかにするよう努めなければならない.しかし,口腔粘膜病変は疾患に特異的でないものが多く,原因の究明が難しい場合も少なくない.前癌病変,悪性腫瘍,その他にも予後不良の疾患もある.
 口内炎には非感染性のものと感染性のものとがある.前者には熱い飲食物・タバコ・化学薬品などの局所的な粘膜障害によるものと,糖尿病,尿毒症,栄養不良などの全身的な要因によるものとがある.感染性口内炎は細菌,ウイルス,真菌などの感染によるが,非感染性口内炎にも感染がしばしば続発する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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