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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻13号

1995年12月発行

文献概要

今月の主題 慢性関節リウマチとリウマチ周辺疾患 治療と生活指導

注意すべき薬剤相互作用

著者: 篠原聡1

所属機関: 1国立相模原病院内科

ページ範囲:P.2424 - P.2426

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ポイント
●NSAIDは蛋白結合率が高いため,蛋白結合率の高い薬剤(ワルファリン,経口血糖降下剤,フェニトイン,バルプロ酸など)と併用すると,血漿蛋白との結合を競合的に阻害し,作用を増強する.
●NSAIDはプロスタグランジン(PG)産生を阻害するので,PG産生を介して作用を発現する薬剤(β-blockerやACE阻害剤)の効果を減弱させる.
●フェノバルビタール,フェニトイン,リファンピシンは,肝ミクロソーム酵素を誘導し副腎皮質ステロイドの代謝を促進する.
●プロベネシド,シスプラチン,アミノ配糖体,アムホテリシンB,シクロスポリンは,MTXの排泄を低下させ毒性を増強するので併用を避ける.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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