icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻13号

1995年12月発行

文献概要

今月の主題 慢性関節リウマチとリウマチ周辺疾患 合併症と治療由来の随伴症への対応

慢性関節リウマチと肺病変

著者: 安藤純子1 猪熊茂子2

所属機関: 1丸山記念総合病院内科 2東京都立駒込病院アレルギー膠原病科

ページ範囲:P.2450 - P.2453

文献購入ページに移動
ポイント
●慢性関節リウマチ(RA)では気道,肺胞,胸膜,肺血管床のいずれもおかされうる.間質性肺炎,胸膜炎が多くみられるが,最近BOOPが注目されている.
●ADLの低下があるので,呼吸障害が自覚されにくい場合がある.早期診断,早期治療が予後に影響を与える.
●DMARDsによる薬剤性肺障害との鑑別が問題となる.RA肺では活動期に免疫グロブリンが上昇し,薬剤性肺障害では低下する例がある.
●肺病変の鑑別とともに活動性の評価も治療選択上重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?