文献詳細
文献概要
今月の主題 慢性関節リウマチとリウマチ周辺疾患 合併症と治療由来の随伴症への対応
慢性関節リウマチと中枢・末梢性神経病変
著者: 西岡雄一1
所属機関: 1山梨県立中央病院内科
ページ範囲:P.2473 - P.2475
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●関節痛などの慢性関節リウマチ(RA)随伴症状のために,神経学的所見を明らかにしにくい.
●Entrapment neuropathyとしての正中神経圧迫による手根管症候群が好発する.
●放射線学的には,環軸関節亜脱臼をRA患者の20%に認めるが,強い症状を呈することは比較的稀である.
●RAによる中枢神経症状の合併は非常に低頻度とされているが,近年,核磁気共鳴装置(MRI)などにより,新たに検討が重ねられている.
●RAの治療がより積極的に行われ,NSAIDsの多用やDMARDsの使用頻度が高くなるに従い,薬剤性の神経症状に関しても注意が必要となってきている.
●関節痛などの慢性関節リウマチ(RA)随伴症状のために,神経学的所見を明らかにしにくい.
●Entrapment neuropathyとしての正中神経圧迫による手根管症候群が好発する.
●放射線学的には,環軸関節亜脱臼をRA患者の20%に認めるが,強い症状を呈することは比較的稀である.
●RAによる中枢神経症状の合併は非常に低頻度とされているが,近年,核磁気共鳴装置(MRI)などにより,新たに検討が重ねられている.
●RAの治療がより積極的に行われ,NSAIDsの多用やDMARDsの使用頻度が高くなるに従い,薬剤性の神経症状に関しても注意が必要となってきている.
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