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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻13号

1995年12月発行

文献概要

アメリカ・ブラウン大学医学部在学日記・15

全米を飛びまわることになるレジデンシー応募

著者: 赤津晴子1

所属機関: 1スタンフォード大学病院内科

ページ範囲:P.2571 - P.2574

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 医学部4年間が終わって待ち受けているのがレジデンシーと称する研修医としての勤務研修である.これはDoctor of Medicineを取得して初めての就職でもあり,専門分野に分かれての専門家研修でもある.医学部にいる間は将来何科に進もうと,内科,小児科,外科,産婦人科,放射線科,眼科,耳鼻咽喉科,皮膚科などすべての実習を行う.そして,医学部3年生の後半までに自分の専門を決め,卒業後の研修医に応募するときには眼科なら眼科,小児科なら小児科などの専門プログラムに応募する.そこでのレジデンシーが終了すると専門医認定試験の資格を与えられ,合格者はみずからを,例えば眼科医,小児科医と称することができるようになる.研修期間は分野によって異なり,内科や小児科は3年,外科は5年といった具合いである.
 医学生にとって自分の専門を決めることは非常に大切なステップである.医学生によっては早くから自分の進む方向をはっきり決めている者もいるが,多くの学生は,いくつもの専門分野の間をしばらくの間揺れ動くことになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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