icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻2号

1995年02月発行

文献概要

今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療 思春期の患者をどうみるか

心身症—自律神経症状を訴える患者をみる

著者: 星加明德1 三輪あつみ1 池田明代1

所属機関: 1東京医科大学小児科

ページ範囲:P.286 - P.288

文献購入ページに移動
ポイント
●思春期の頭痛,腹痛,嘔気,微熱,めまいなどの自律神経症状を訴える小児では,
①一般的な対応,治療で改善しない場合,心身症を疑う必要がある.
②心身症の社会心理的因子として,学校ではいじめ,友人や担任教師との関係,クラブ活動,転校など,家庭では両親と患児の人間関係,両親間の不和が多く認められる.
③生物学的因子としては一部の症例で本人の発達障害がみられる.
④経過中に不登校(登校拒否)を合併することがあり,また分裂病,うつ病などの精神疾患でないか注意してみていく必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら