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今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療 小児科から内科へのキャリーオーバー診療
免疫不全症候群
著者: 矢田純一1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部小児科
ページ範囲:P.318 - P.319
文献購入ページに移動●成人にまで生存しうる病型は主として抗体欠乏症である.
●抗体欠乏症患者は細胞性免疫不全の合併がなければ,免疫グロブリン製剤の注射で適切に治療すればほぼ健康人と変わらない生活が送れる.
●注意すべきは中耳炎,下気道感染を反復することによる難聴や気管支拡張症の合併である.
●原発性免疫不全症では悪性疾患の合併が多いので,その発生に十分注意する必要がある.
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