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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻3号

1995年03月発行

文献概要

今月の主題 免疫学の理解とその臨床 免疫学の基礎知識

免疫学の現在と未来

著者: 多田隈卓史1

所属機関: 1防衛医科大学校寄生虫学講座

ページ範囲:P.429 - P.431

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ポイント
●現在免疫学の中心テーマとして,いかにして自己・非自己を識別し,自己には反応せず,非自己を能率よく排除し得るかの機序解明があげられる.クラスI,クラスII抗原を用いての抗原提示機構,自己反応性T細胞のアポトーシスによる除去,キラーT細胞などのアポトーシス機構による標的細胞傷害機序などの解明が進んでいる.
●遺伝子工学の発展はサイトカインの研究を爆発的に進展させ,その構造,機能,レセプターの同定,レセプターからのシグナル伝達機構などを明らかにしつつある.
●現在免疫学で蓄積されつつある知識や技術は将来臨床へと還元され,治療・診断などに広く応用されていくであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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