icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻3号

1995年03月発行

文献概要

今月の主題 免疫学の理解とその臨床 免疫機能の解説

補体と免疫

著者: 酒井好古1

所属機関: 1国立病院九州医療センター内科

ページ範囲:P.469 - P.471

文献購入ページに移動
ポイント
●病原微生物,腫瘍細胞,免疫複合体などが補体系の古典的経路あるいは第2経路を活性化し,異物表面に分子集合型C3転換酵素を形成する.
●異物表面でC3を限定分解し,C3をはじめとする多数の分解産物を固定し,標的化する.
●標識のC3分解産物に対応するC3レセプターを有する血液細胞を動員して標的細胞を排除する.
●後期反応成分は膜攻撃複合体(MAC)を形成して異物細胞を溶解する.
●C3やC9のエフェクター分子の反応段階には細胞膜制御蛋白が存在し,自己と非自己を識別し,自己の細胞を保護している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら