文献詳細
文献概要
今月の主題 免疫学の理解とその臨床 免疫疾患へのアプローチ
主要組織適合性と免疫疾患の感受性
著者: 伊藤直人1 花房俊昭1
所属機関: 1大阪大学医学部第2内科
ページ範囲:P.474 - P.476
文献購入ページに移動ポイント
●MHC抗原は,著しい遺伝的多型性を背景として,免疫系における“自己”と“非自己”の識別の手がかりとなっている.
●自己免疫疾患においては,本来,寛容が成立すべき“自己”が“非自己”として認識され,免疫反応の対象として傷害される.
●インスリン依存型糖尿病,慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患においては特定のHLA遺伝子との相関が認められる.特定のHLA抗原が自己抗原と結合しやすいためではないかと推定されている.
●MHC抗原は,著しい遺伝的多型性を背景として,免疫系における“自己”と“非自己”の識別の手がかりとなっている.
●自己免疫疾患においては,本来,寛容が成立すべき“自己”が“非自己”として認識され,免疫反応の対象として傷害される.
●インスリン依存型糖尿病,慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患においては特定のHLA遺伝子との相関が認められる.特定のHLA抗原が自己抗原と結合しやすいためではないかと推定されている.
掲載誌情報