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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻3号

1995年03月発行

今月の主題 免疫学の理解とその臨床

免疫疾患のメカニズム

胸腺腫にみられる疾患

著者: 安部明弘1 高松純樹2

所属機関: 1名古屋大学医学部第1内科 2名古屋大学医学部輸血部

ページ範囲:P.509 - P.511

文献概要

ポイント
●胸腺腫に伴う疾患の中では重症筋無力症が最も多く,次いで赤芽球癆,Good症候群があげられる.
●重症筋無力症では,抗アセチルコリン受容体(AchR)抗体によるシナプスの変性・破壊が生じる.
●赤芽球癆のうち胸腺腫を伴う自己免疫機序が関与するのは後天性慢性赤芽球癆である.
●胸腺腫に伴う免疫不全症をGood症候群と総称し,低(無)γグロブリン血症と細胞性免疫不全およびそれらの混合型に分けられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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