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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻3号

1995年03月発行

文献概要

今月の主題 免疫学の理解とその臨床 免疫疾患のメカニズム

自己免疫性肝炎

著者: 阿部和裕1 宮川浩1 賀古眞1

所属機関: 1帝京大学医学部第4内科(溝口病院)

ページ範囲:P.521 - P.523

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ポイント
●肝の臓器特異的自己免疫疾患である自己免疫性肝炎の発症機序として,肝細胞膜に存在する膜抗原に対する免疫応答が最も重要な役割を担うと考えられ,現在,肝細胞膜上に存在するアシアロ糖蛋白受容体(AGPR)に対する抗体が有力視されているが,詳細は依然不明である.
●本疾患の診断として,国際的なクライテリアが提唱されるに至った.
●最近,C型肝炎ウイルスとの関連性について注目されており,外来抗原としてのエピトープ・プログレッション説も展開され,さらに,成人のLKM1抗体陽性のII型自己免疫性肝炎との関連についても注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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