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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻3号

1995年03月発行

今月の主題 免疫学の理解とその臨床

免疫疾患のメカニズム

老齢者と免疫機能

著者: 岸本進1

所属機関: 1大阪府立羽曵野病院内科

ページ範囲:P.527 - P.529

文献概要

ポイント
●思春期以降,胸腺は顕著な退縮を起こし,この退縮が免疫機能の加齢変化に中心的役割を担っている.
●多くの外来性抗原に対する免疫応答は低下する.
●自己抗体産生は亢進している.
●血清IgG,IgA値は増加する.
●末梢血Tリンパ球は減少する.Bリンパ球は変わらない.
●抗原やマイトゲン刺激によるT・Bリンパ球増殖は低下している.
●Tリンパ球のIL-2分泌,IL-2レセプター発現は低下し,IL-4,IL-6分泌は増加する.
●Tリンパ球の細胞内シグナル伝達に障害が認められる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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