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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻3号

1995年03月発行

今月の主題 免疫学の理解とその臨床

免疫疾患のメカニズム

γ-グロブリンの使用と感染症

著者: 青木眞1

所属機関: 1国立国際医療センター国際医療協力局AIDS医療情報室

ページ範囲:P.539 - P.541

文献概要

ポイント
●感染症治療上,γ-グロブリンの有効性が証明されている状況は限られており,使用適応には注意を要する.
●主に先天性,二次性の低γ-グロブリン血症における感染症の発症予防や,特殊なウイルス感染患者に曝露した後の発症予防が,広く一般に有効性の認められている適応である.このほか,臓器移植患者のウイルス性日和見感染症の予防にもある程度の効果が認められている.
●単なる重症感染症,抗菌薬のみで治療効果の認められない感染症に対して,適応を考えずに使用することは慎むべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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