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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻4号

1995年04月発行

文献概要

今月の主題 脂質代謝と動脈硬化 動脈硬化症の成因理解のための脂質代謝

内臓肥満と動脈硬化

著者: 小林一史1 中村正1 松沢佑次

所属機関: 1大阪大学医学部第2内科

ページ範囲:P.674 - P.676

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ポイント
●肥満の有無にかかわらず,内臓脂肪蓄積は高脂血症,耐糖能異常,高血圧などの動脈硬化の危険因子と密接に関連し,動脈硬化性疾患の発症および進展の成因として重要である.
●内臓脂肪の蓄積の評価は臍レベルでのCTによってなされ,肥満者においては内臓脂肪と皮下脂肪の比が,非肥満者においては内臓脂肪の絶対量が内臓脂肪蓄積の指標である.
●内臓脂肪の蓄積を基盤に,耐糖能異常,高脂血症,高血圧を併せ持つ『内臓脂肪症候群』は,本邦での動脈硬化性疾患の中で重要な位置を占めると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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