icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻4号

1995年04月発行

文献概要

今月の主題 脂質代謝と動脈硬化 日本人の動脈硬化症と高脂血症の現状

末梢血管障害の疫学と危険因子

著者: 日高秀樹1

所属機関: 1滋賀医科大学第3内科

ページ範囲:P.688 - P.690

文献購入ページに移動
ポイント
●わが国では末梢血管障害の頻度は低いと考えられてきた.一般住民の正確な統計はないが,近年,その頻度は増加し,高齢の糖尿病患者では10%前後に合併していると思われる.
●頻度などの比較は対象の違いだけでなく,診断基準がそれぞれの研究によって異なることから注意が必要である.
●危険因子としては他の動脈硬化性疾患と同様に,喫煙,高血圧,糖尿病,高脂血症が重要であり,末梢血管障害を合併する患者の予後は良好ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?