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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻4号

1995年04月発行

今月の主題 脂質代謝と動脈硬化

高脂血症の診断

糖尿病以外の二次性高脂血症の診断と病因

著者: 澤田哲伸1 金子能人1 丸浜喜亮1

所属機関: 1岩手医科大学第1内科

ページ範囲:P.706 - P.708

文献概要

ポイント
●甲状腺機能低下症ではLDLの代謝障害により血中にLDLやVLDLなどが増加する.
●ネフローゼ症候群ではLDLの増加が主体であり,II aやII b型を呈することが多いが,重症化するとLPL活性が低下し,リポ蛋白の代謝障害も加わってLDLとVLDLが増加してくる.
●閉塞性肝疾患ではLp-Xが出現する.
●エストロゲンを内服すると閉経前にはLDLやVLDLの上昇が認められるが,閉経後にはその傾向はみられず,むしろLDL低下作用がうかがわれる.
●サイアザイド系利尿薬やβブロッカーでは高トリグリセリド血症を呈することがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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