medicina32巻4号

1995年04月発行

今月の主題 脂質代謝と動脈硬化

高脂血症の診断

Syndrome Xの診断と病因

著者： 河野幹彦¹ 川上正舒¹

所属機関： ¹自治医科大学大宮医療センター総合医学（I），動脈硬化代謝科

ページ範囲：P.709 - P.711

文献概要

ポイント
●Syndrome Xはインスリン抵抗性により耐糖能異常，高インスリン血症，高中性脂肪血症，低HDLコレステロール血症，高血圧が出現する症候群であり，冠動脈硬化の発症率が高い．
●Syndrorne Xと類似する病態（Deadly Quartet，内臓脂肪症候群）も提唱されている．